AIのアナロジー
Cassie Kozyrkov(GoogleのChief Decision Scientist)より
AIのアナロジー
- データ:食材
- アルゴリズム:電子レンジ
- モデル:レシピ
- 予測:料理
もしあなたがパン屋を開業するならば、熟練のパン職人を雇いたいと思うでしょう。さらにあなたはオーブンも欲しいと思うでしょう。しかし、あなたは熟練のパン職人にオーブンの作り方を知っておけ、とは言わないでしょう。なぜ、会社は同様なことをやろうとしてしまうのでしょう。
仕事に適切なチームを雇う
もしあなたが斬新な調理家電を開発したいならば、研究者を雇いなさい
もしあなたが大規模なスケールでの料理を売るための革新的なレシピを生み出したいのならば、以下のようなメンバーをそろえる必要がある。
- どんな料理が価値があるのか/何が目的なのかわかる人(意思決定者 / プロダクトマネージャー)
- サプライヤーやお客さんが分かる人(業界専門家、社会科学者)
- 材料を大量に加工できる人(データエンジニア、アナリスト)
- 目指すレシピを生み出すために様々な食材と調理器具の組み合わせを試せる人(応用機械学習エンジニア)
- そのレシピが提供するに値する品質であることを確認できる人(統計専門家)
- 目指すレシピを大量の料理に効率的に変換できる人(ソフトウェアエンジニア)
- 異なる専門性のメンバーを一つのプロジェクトの軌道に乗せる人(プロジェクト、プログラムマネージャー)
- あなたの生み出す料理が一流にとどまることを確認する人、仮に米の代わりにジャガイモが大量に運ばれてきたとしても(信頼性エンジニア)
もちろんこれらが一人ひとり個人に分かれている必要はないが、すべての役割がカバーされていることを確認する必要がある。