AI・機械学習を中心に

AI/機械学習/データ分析/子育て/日々の雑感

仕事に問題意識を感じないという問題が生じた

私はちょっと前に転職をした。業務内容は前職とそれほど変わらないが、もう少し一人当たりの負荷が小さく、物理的にも近い会社に変わった。結果的には結構満足している。「仕事を取れば家庭がつぶれ、家庭を取れば仕事がつぶれ、両方取れば自分がつぶれる」という状態は免れることができた。

しかし、逆に今の私は、仕事に対する問題意識が非常に小さい。仕事に対する目的意識・向上心・ハングリーさといったものが非常に小さくなってしまった。これでいいんだろうか。というのも、このような状態が続き普通になっていくことで、どこにでもいる大企業のしょぼくれたおっさんになっていくのではないかという予感がしている。

前職と今の会社では、組織風土が違う。具体的には前職は、どんどんどんどん求められた。もともと人がそれほど多くない会社であったからだろうか、年次が上がるにつれて必然的にどんどん仕事が任されて、自分にとってちょっとストレッチした仕事が課されるようになった。しかし、今の会社では自分が「やります!」「チャレンジします!」と手を上げなければ、あまり任せてもらえない。私が中途入社だからというのも大きいのかもしれない。つまり、ある程度前職で培ってきたことで担える部分はある。だからこそ、私にとって少しストレッチしたタスクより、私が確実にできる適した仕事が与えられている。私としてはそれはもうできるから、少しストレッチしたタスクにも取り組みたいという気持ちが芽生えてきている、今はそういう状況だ。

もう一つの要因は、中途で入ったことによって、同期や後輩などとの競争意識が薄まったということも挙げられる。中途入社である自分は、新卒入社の人と単純に比較できない。だからこそ、自分が足りてない部分があっても、それを中途入社のせいに心の中のどこかでできてしまっている気がする。

しかし、このように客観的に自分の状況を見つめた上で、少し考えてみると、今与えられているタスクにおいても、もっと頑張れることはいくらでもあるということに気づいてきた。メンバーとしてより、一つ高い視座でプロジェクトを俯瞰する意識を持ち、次にもし自分がリーダーになったら、それがちゃんと担えるようになることを意識するだけでも、全然目的意識・緊張感・ハングリーさというのは違ってくる。

イモムシからいきなり蝶になることはできない。苗からいきなり作物を収穫することはできない。今の自分がイモムシであるならば次になるのはさなぎであり、苗ならば作物を実らせるために葉や茎をのばすことである。

具体的な行動としては、

  • 1週間の計画を立てて、その通りに進まなかった場合にはなぜ進まなかったかを反省する
  • プロジェクトを俯瞰的に見て、具体的な問題やその解決方法などについて考察する

といったことをやっていこう