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モンテッソーリ教育について2

モンテッソーリ教育について最近調べている。
 
医師・教育家モンテッソーリ氏いわく子どもに褒め言葉は必要ではないとのこと。子どもを褒めると褒められることが目的化するためである。褒められない環境ではやらない人間になってしまう。そうではなく、子どもに必要なのは内面の充実感だという。つまり、できた!という喜び・満足感という感覚を味わい、いい意味で内面の充実感の”味をしめる”こと。何かに取り組んでできた時に味わえる満足感・充実感の味をしめると、そのために別の事柄に対しても取り組めるようになる。それが集中力につながっていく。
 
モンテッソーリでは子どもがある行動・動作を自分の気が済むまで何度も繰り返し繰り返し行う行動を大事にするとのこと。それはつまり自分がそれできるようになっていく喜び・充実感を味わい、噛みしめている行動だから。子どもができたからといって、親が過剰に褒めちぎるようなことをするより、静かに見守ってそのことを何度も何度もやらせて、できるようになっていく充実感を味わわせるのがいいそう。
 
では褒めてはいけないのか?子どもはほめて伸ばすのが大事!という考え方も結構よく言われる話だ。
 
モンテッソーリ氏の冒頭の表現にあったように、褒め言葉は子供にとって「必要でない」だけで、与えてはいけないわけではない。適切に褒めれば、それは子どもの自己肯定感・自信・やる気につながる。注意しないといけないのは褒め方。「すごい」「えらい」といった表面的な褒め言葉を並べるのではなく、どうすごいのか、なぜすごいのかを添えるのなどして、自分の成長の実感を促すような声掛けをすること。そして、褒め言葉という報酬を与えようという意識は捨てること。そんな意識は絶対感受性豊かな子どもには見抜かれる。
 
褒めることに関しては意識的に行おうとしなくていいんだろう。ただ子どもの成長に関心を持っていればいい。そうすれば、こどもができるようになった場面では自然と感嘆・賞賛の声は出て、それが褒め言葉になる。そして、子どものできるようになっていく充実感を味わうことを邪魔しないようにすればいいんだろう。